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2009.11.24|TALK-ABOUT [ブログ]

国会答弁-気の抜けない日々、しかし率直に思いを伝えたい

国会の方も色々と混乱はありますが、予算委員会も終わり、各委員会がスタートしています。

実は、外務委員会以外で出なければならない委員会は、衆参合わせて9つあります。なかなか大変なのですが、いま、私の所信に対する質疑、あるいは一部条約に関する質疑が始まっていまして、連日のように何時間も国会で委員会に出席するという状況が続いています。

いままでは質問する立場だったわけですが、今回は大臣として答弁する。もちろん、副大臣にも答弁を一部してもらっていますが、いつ、どんな難しい質問が来るかということはなかなか分かりません。

しかも、野党のほうは、あまり具体的な質問通告を事前にしないということですので、気の抜けない日々が続いています。

私は、委員会で議論することは非常にいいことだと思いますし、出来るだけ率直に、そして本音で議論したいと思っていますが、なかなか難しいところがあるのも事実です。最近話題になったのは、私と総理の答弁が食い違っているではないかという質問をいただきます。

私は、物事が決まるまでのプロセスで各大臣が自分の言葉で語れば、そこに若干のニュアンスの違いが出るのはやむを得ないではないか、もし、それを避けようとすれば各省庁で答えぶりをまとめて、協議し、1本にして、それを単に読まざるを得ないと。

それよりは、それぞれニュアンスの違いがあったとしても、物事が決まるまでの間は、それぞれ大臣が自らの言葉で語ったほうがいいのではないかと答弁しましたが、「いや、ここが総理と違う」あるいは「防衛大臣と違う」ということで、いといろとご指摘をいただきました。

一方で、「大臣の意見はどうなっているんだ」というご質問も随分受けます。ここで、うかうかと挑発に乗って私の考え方をより率直に述べてしまいますと、またあとで食い違っていると、他の大臣あるいは総理との答弁と違いがあるということになりかねないということです。そういうジレンマを抱えながらも、なるべく率直に自分の思いを伝えたいと考えています。

今日はたまたま、その委員会と本会議が、返済猶予法案の採決を1つのきっかけに流れましたので、忙中閑ありで、本当に久しぶりに本屋に行って本を買う自由な時間を得ました。これはありがたいのですが、しかし同時に、国会も早く正常化してしっかりと議論をしたいなと改めて感じているところです。


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