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2009.03.13|TALK-ABOUT [ブログ]

東南アジア歴訪――アジアの需要拡大で世界経済の底上げを

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実は、今週日曜日(3月8日)に日本を経ちまして、今日金曜日(13日)の朝まで、東南アジアの3カ国(ベトナム、シンガポール、インドネシア)を駆け足で訪れました。

「なぜこの時期に」という話もありましたが、衆議院での予算審議が終わるこの日程でないとなかなか時間が取れないと判断をして、2カ月ほど前から準備をしてきたわけです。

私の最大の問題意識は、この大きな経済危機の中で、例えば輸出比率が17~18%の日本ですら、これだけ大きな影響を受けている。10-12月のGDPは2桁の減少になっている。じゃあ、アジアの国々はどうなっているんだろうか。例えば、ベトナムでは輸出比率は6割を超えているわけです。そういった国々が甚大な影響を受けているのではないか。あるいは、その可能性がこれからあるのではないか。

しかし、世界の経済を見渡した限り、やはりアジアで有効需要を創り出していくしか、この世界の大きな不況を乗り越える手立てはない。EUやアメリカは少し時間がかかるだろうと思っています。まず現場に行って、この目で確かめてきたいということで、この3カ国を訪れました。

ベトナムでは、ハイ副首相やフック計画投資大臣、そして、シンガポールでは、リー・シェンロン首相や首相の父親にあたるリー・クアンユー顧問大臣、あるいはジョージ・ヨー外務大臣などにお会いしてきました。

それぞれの国で、特にベトナムとインドネシアでは、日本企業が進出している現場も見てきました。

例えば、ベトナムではキヤノンとか、自動車向けのハーネスを作っている古河電工の子会社(古河オートモーティブ・システムズ)、インドネシアでは二輪(オートバイ)を作っているホンダの合弁会社(アストラ・ホンダ・モーター)などの現場にも行き、意見交換もさせていただきました。

そして、結論を申し上げますと、私が思っていたほどの深刻な状態ではないのではないかということです。理由はいろいろあると思います。

例えば、確かにベトナムは輸出比率は高いわけですが、社会主義国家として、金融など投機的なお金が入らないような防波堤はあらかじめ出来ているということがあると思います。

そして、これはベトナムとインドネシアに共通することですが、平均年齢も若い、人口も増えている、そういう国ですから、内需が非常に盛んで、例えば、インドネシアのホンダの工場で作られる二輪は、その大半がインドネシアで購買されている。

人口が増えていき、所得も上がっていきますから、二輪車の需要は右肩上がりであると。そういう中で、この国際的な危機の影響は、もちろんないわけではありませんが、非常に限られているということです。

政治家の皆さんとも意見交換をしましたが、目の前に問題があることは認めながらも、それを乗り越えていこうという気迫に溢れている、そういう印象でした。

一方シンガポールは、なかなか大変なところがあります。金融立国ですから、かなり大変なGDPの減少に見舞われています。しかし、蓄えがありますから、それによって景気対策をかなり積極的にやっているということです。

いずれにしても、私自身が感じたのは、やはりアジアで需要拡大をしていく。そのために日本自身も役割を果たしていく。そして、アジアで需要が喚起されるなかで、それが世界全体の経済の底上げにつながる。こういうシナリオしかないんだろうと思います。

そのために、日本が果たさなくてはならない役割はたくさんあります。そして、若いアジアの国々には高いポテンシャルがあるということを、改めて感じました。

こういう時期ではありましたが、現場を実際に見ることが出来て、そこで一生懸命に働いているインドネシアやベトナムの若い人たちの姿を見て、かつての日本もこういう状態だったんだろうな、日本も頑張らなきゃいけないなと改めてそう感じてきた次第です。

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