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2018.06.28|国会会議録

平成30年6月27日 第196国会 党首討論「森友・加計問題と安倍総理の政治責任」

<討論項目>

Ⅰ 森友・加計問題と安倍総理の政治責任
Ⅱ その他

     ――――◇―――――

○会長(鉢呂吉雄君) 次に、無所属の会代表岡田克也君。(拍手)

○岡田克也君 無所属の会の岡田克也です。
 本題に入る前に、総理にお願いしておきたいと思うことが一つあります。
 北朝鮮問題、私は今非常に容易ならざる状況ではないかと思います。六月十二日の米朝首脳会談、ここで非常に抽象的な合意がなされました。具体的なことはポンペオ長官と北朝鮮の高官の間で詰める、こういうことになっていますが、それが順調にいっていないのではないかと思わざるを得ないです。したがって、これは、私は、予算委員会で集中審議、総理も御出席いただいて、国民の前できちんと議論すべきだと、そういうふうに思います。そのことをまず要望しておきたいと思います。
 その上で、総理の政治責任について今日は質問したいと思います。
 まず、前回の党首討論、枝野代表との間で、森友学園に関して、その本質は何かという議論がありました。総理の答弁は、なぜ値引きされたか、そして、なぜ小学校として認可されたかが問題の本質であるというふうに言われました。もちろん、それは大事な問題です。私も本質の一つだと思います。
 しかし、現時点で見れば、より重要な問題として、公文書の改ざんや隠蔽、あるいは廃棄、そして国会での局長の虚偽答弁、これは民主主義の根幹に関わる問題だと私は思いますが、そういう認識は総理にありますか。お聞きしたいと思います。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 決裁文書の改ざんはあってはならないことでございますし、行政府の長としてその責任を痛感をしております。国民の皆様の行政に対する信頼を揺るがすことになったという結果について改めておわびを申し上げたいと思いますし、二度とこうしたことが起こらないように、しっかりと対策を取っていきたいと考えております。

○岡田克也君 これは、行政の信頼の問題というよりは、やはり民主主義の根幹だと思います。
 国会で一年間議論しているんですよ。一年前に虚偽の答弁なされている。そして、資料は廃棄された、いや、実は廃棄されていなかった、そういう問題、民主主義、この国会で議論していることが、一年間議論してきたことがまるで意味がないような、そういう問題で、単に行政の問題ではないというふうに思うわけであります。
 そして、私、総理の発言をずっとお聞きしていて、とても納得できない発言、それは今までありました、行政府の長として責任を感じているとか国民におわびしたいと、そういうふうに言われています。行政府の長としてという意味は、行政府が過ちを犯したから、その長として私は責任を感じるということです。しかし、私にはそれは責任転嫁だとしか思えないんですね。行政府が誤りを犯したから私はその長としておわびをしていると。そうじゃないんです。総理も含めてこの問題は当事者なんですよ。まるで自分が当事者でないかのような、対岸にいるような物の言い方は、私はずるいと思いますよ。きちんと自らも当事者であるということをまずお認めになるべきではありませんか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) この当事者という意味について、これは正確に定義をしていただきたいんですが、私自身が改ざんをしたわけではないということは、岡田委員も御承知のとおりだろうと思います。そして、私自身が佐川局長に指示をしたわけではないということは、もう佐川さんが証人喚問の席で明らかにしているわけでございます。したがって、この公文書の改ざんについては、私自身はもちろん関わってはいないわけでありまして、また、これは財務省の調査においても、これは明確に明らかになっているんだろうと思います。
 でありますが、でありますが、その上において、これは行政において起こった出来事でありますから、私は行政府の長としてその責任を痛感をしていると、こういうことでございまして、しかし、その言い方自体が人ごとであるということでは全くありません。行政で起こったことについて行政府の長として責任を感じるというのは、これは人ごとではなくて、まさにその組織のトップとして責任を感じているということでございまして、そして、今後二度と起こらないようにしていく責任はこの私にあるわけでありますから、そういう覚悟を込めてそう申し上げているところでございます。

○岡田克也君 直接総理が関与したかどうかというのは、国会でこれからも議論をしていくテーマだと思います。私、そのことを今認める前提で議論しているんじゃないんです。
 しかし、総理の発言ですね、私や妻が認可あるいは国有地の払下げに関係していれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めると、この発言を受けて、それと矛盾ないような答弁にするために改ざんを行ったり虚偽の答弁をしたというのが現実じゃないですか。だから、そういう答弁、別に財務官僚は好きでやっているんじゃないですよ。だけど、やっぱり総理を守らなきゃいけないという中で、もちろん保身もあったでしょうけれども、しかし、総理を守らなきゃいけないという中でこういう発言が次々と出てきた。私は傷ついた官僚も多いと思いますよ。そういうことについて総理は責任を感じておられないのかということを言っているわけです。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) あのときも、前の党首討論においても明らかにさせていただいたんですが、私が申し上げた関与ということについては、これは二月の十七日でしたね、平成二十九年、福島委員から、福島委員といっても、このここにおられる福島さんではなくて、もう一人の福島さんでございますが、法律を潜脱していて、脱法的な疑いがあるわけですよと、こういう質問があったわけでありますよ。そうしたことに対しまして、私や妻がこの認可あるいは国有地払下げに、もちろん事務所も含めてという答弁をしているわけでございます。
 そして、先般の党首討論のやり取りにおいても、枝野委員から、ついこの間の答弁では随分定義を変えたではないかという質問がありました。恐らく、恐らく私の答弁をずっとちゃんと議事録を読んでいないんだろうと思いましたが、ここはしかし非常に大切なところなんですよ。三月二十四日については、この問題の発端は、この国有地が不正に安く払い下げられたのではないか、そこに政治の関与があったのではないかという点、そして、学校の認可に政治的な関与があったのではないかというのが大きな問題点であったはずであります。
 そこで、例えば、だから、いろいろな、これは臆測からいろいろな報道等であったのは、では、そこで何か政治家にお金の供与があったのではないかという、そういう議論があったはずでありますということでありまして、何か政治に籠池さん側から依頼があって、そしてそこに何かお金の流れ、言わば……(発言する者あり)

○会長(鉢呂吉雄君) 安倍総理大臣、時間が来ておりますので、簡潔にまとめてください。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 籠池さん側が政治家等に対して様々な便宜を図る中において政治家が応えたのではないかという、これはそういう疑惑だったはずでありますというふうに、これは三月の、昨年の三月の二十四日に答弁をしているわけであります。こう答弁をしているわけでありますから、これに関わるかどうかということになるんだろうと思います。
 さらには、削除された中において、私の妻が述べたのは、進めてくださいと述べたというのはですね……

○会長(鉢呂吉雄君) 時間が超過しておりますので、発言を、発言をまとめてください。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 書いてありますが、これは妻が財務省に、財務省に進めてくださいと言って電話を掛けたわけではありませんし、妻が実際述べたのではなくて、籠池さんが妻がそう述べていると、述べているということが書いてあるわけでありまして、これはまさに削除をする必要もですね、全くない、必要のないものであったのではないかと、こういうことでございます。
 まあ少しコメントが長くなりましたが、これはまさに名誉に関わることでありますし、今、岡田委員は……

○会長(鉢呂吉雄君) 時間が来ております。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 委員長、済みません。
 じゃ、これでこの討論は終わりになるわけでありますが、つまり、私が申し上げたのは、そういうことで申し上げたのであります。大変言葉が長くなりましたことをおわびを申し上げたいと思います。

○会長(鉢呂吉雄君) 以上で岡田克也君の発言は終了いたしました。
   〔岡田克也君「総理ね、総理ね、良心の呵責感じませんか」と述ぶ〕

○会長(鉢呂吉雄君) 終了いたしました。
 本日の……
   〔岡田克也君「あなたを守ろうとするから、官僚は。虚偽の答弁って普通やりませんよ。それをあえてやったのは、やっぱりあなたを守ろうという気持ちからでしょう。そういうことについて良心の呵責感じませんか、あなた。そのことだけ申し上げておきたいと思います」と述ぶ〕(拍手)

○会長(鉢呂吉雄君) 本日の合同審査会はこれにて散会いたします。




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