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2010.12.09|夕刊フジ

夕刊フジコラム「ズバリ直球」10年12月9日号

臨時国会が今月3日、閉会した。衆参ねじれの中、さまざまな議題について、与野党の枠を超えて「国民のために」議論すべきだったが、残念な面も多かった。

最大の目標だった補正予算は成立したが、時間がかかった。通常、補正予算の審議は衆参合わせて1週間程度だが、今回は集中審議など野党の要求を相当受け入れたため、3週間もかかった。

与党は衆院では多数を持つため、(衆院優越となる)予算だけなら心配はなかった。ただ、他の重要法案もかかっていたため、衆参両院でより一層、丁寧な審議を心がけた。

菅直人首相は連日、予算委員会に出席した。野党議員の質問の中には、聞くべきものもあったが、中には、首相や閣僚の揚げ足を取ったり、罵声を浴びせたりするだけの不毛なものもあった。国会の権威を自ら貶めていると言わざるを得ない。

確かに、閣僚の軽率な発言があったことは率直に認める。その点は反省すべきだ。ただ、衆院で混乱もなく通過した13本の法案・条約が、参院に法案が送られると議員立法の3本を除いて、10本が審議すらされなかった。中には、野党の意向を受けて大幅に修正したものもあった。これは大きな問題と言うしかない。

また、国会審議に縛られた結果、菅首相が官邸で執務を行うのは、毎日午後5時以降となった。国会が最優先であることはもちろんだが、喫緊の内政・外交課題が山積するなか、国益の観点から本当にこれで良いのか、疑問が残ったのも事実だ。

年明けからは、2011年度予算案などを審議する通常国会が開かれる。わが党はこれまで以上に真摯な姿勢で取り組みたいと思う。野党の方々にも、改めて「国民のために何が重要か」を考えて、「熟議の国会」に協力してほしい。

さて、先月末の沖縄県知事選で、現職の仲井真弘多氏が再選を果たした。民主党は、仲井真氏をはじめ誰も推薦しなかった。日米合意に基づいて普天間飛行場の移設を進めるとの政府・与党の立場に一致する候補者がいなかったからだ。仲井真氏は普天間飛行場の「国外移転」を主張しているが、仲井真氏あるいは沖縄県民の方々の理解を得るよう、政府と協力して、誠意を持って努力したい。

ちょうど、きょう8日、民主党本部と同党沖縄県連は「沖縄協議会」の初会合を開催した。これからも沖縄の皆さんの声にしっかりと耳を傾けていく。近く、機会を見て沖縄を訪ねたいとも思っている。




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