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2010.01.21|夕刊フジ

夕刊フジコラム「ズバリ直球」10年1月21日号

クリントン米国務長官と12日、ハワイで日米外相会談を行った。長官とは、就任直後の9月にニューヨークで、11月にシンガポールで会談している。今回で3回目だ。

会談は、1時間の予定時間を20分もオーバーしたが、とても充実したものだった。日本のメディアは、米軍普天間基地の移設問題ばかりを取り上げていたが、普天間の話は実は7、8分ぐらい。

普天間問題については、私から「5月までに最終結論。その間、別の移設先を検討しながら、同時に、現行案の予算計上や環境影響評価プロセスも継続」との政府方針を説明。長官からは「日米合意であるキャンプ・シュワブ沿岸部への移設が最善の案」とする米国の立場が改めて述べられた。それぞれのスタンスを、静かに確認し合った。

グローバルな課題についても、50分間ほど話し合った。

アフガニスタン支援、イランの核開発、北朝鮮・拉致、ミャンマーの民主化、地球温暖化、核軍縮、エコカー補助金制度…。日米同盟がいかに広い問題をカバーしているか、これだけでもお分かりいただけると思う。

例えば北朝鮮問題では、北朝鮮が最近、「朝鮮戦争の休戦協定を、平和協定とするための交渉開始を提案する」と表明したことに対し、核問題の先送りや6者協議の分断になりかねないとの認識で一致。6者協議の早期再開に向けて緊密に協力していくことを確認した。

日米同盟を深化させるための作業もスタートさせた。

アジア太平洋地域における安全保障環境の現状を日米両国がどのように認識し、展望するのか。その共有化の議論から始めて、今後30年、50年先を見据え、日本と米国、あるいは両国が同盟国としてどういう役割を果たしていくのか―。

昨日(19日)、改定日米安保条約は50年を迎えた。日米両首脳がそれぞれ声明を出したほか、外相・防衛相は連名で共同発表を出し、「さらに揺るぎない日米同盟を築き、21世紀の環境にふさわしいものとすることを改めて決意する」とした。

日米同盟は幅広く、奥深い。両国には長年築き上げてきた信頼関係がある。今後もできる限り、クリントン長官と直接会って、さらに対話を深めていきたい。

さて、通常国会が18日に召集された。野党が「政治とカネ」の問題について、攻撃を仕掛けてくるのは間違いない。内閣一丸となって、この試練を乗り切らなければならない。私も外相の責務を100%果たす。全力を挙げて外交に取り組んでいきたい。

(C) 夕刊フジ




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