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2006.09.14|マスコミ

[sabra×サンプル百貨店×亜細亜大学]コラボ

単行本『グッジョブ!』スペシャル・ディープインパクト企画
悩める諸君にアドバイス! 就職・転職はこれで↑↑

民主党・岡田克也元代表&グッジョブ著者・鍋田吉郎氏の「グッジョブ確率論」
“特濃”談講演会inアジア誌上リポート!

「己の仕事を決めたら浮気せず、 現場に飛び込むこと。 犬に噛まれても辛抱です!」

◎グッジョブキャリア
【東大→通産省→政治家】
民主党元代表・衆議院議員 岡田克也
PROFILE●おかだ・かつや
1953年、三重県四日市市生まれ。東京大学法学部卒業。現衆議院議員(当選6回)。衆議院予算委員、決算行政監視委員を務めるほか、民主党常任幹事とし て党運営に参加。NGOの国際活動を推進する議員連盟の立ち上げや、公認候補者の応援、党の人材育成活動などにも精力的に取り組む。

●仕事は結婚。成田離婚せず、自分で決めたら貫け!
●グッジョブは青い鳥と同じ。求める過程で出会う!
●辛い下積み時代こそが、多くを学ぶチャンスだ!

「やりたい仕事にはハイエナのように 貪欲になれ! 関係ない仕事に甘んじれば グッジョブの確率は下がる一方です!」

◎グッジョブキャリア
【東大→銀行員→フリーライター】
漫画原作者・文筆家 鍋田吉郎

鍋田氏からの金言
●自分にとってのグッジョブにハマった者が成功する!
●辛い自分をも愛せる仕事が自分のグッジョブとなる!
●志と関係ない仕事に就けば、グッジョブの確率は下がる!

と んこつラーメン職人、ゲームクリエーターから国会議員秘書にサッカー代理人まで、6人のプロフェッショナルから、その熱き魂を授かってきた特別企画。その 最終回は、民主党・岡田克也元代表と、単行本『グッジョブ!』の著者・鍋田吉郎氏の特濃対談だ。今回はアジアをも巻き込む(?)一大ムーブメントと相成っ た。定員500名の亜細亜大学講演会場は、学生たちの熱気で充満! 特濃対談は、当企画で本誌とコラボした『サンプル百貨店』の飯島淳代さんの司会でス タートした。

冒頭から学生たちの視線を釘づけにしたのは、惨く倒壊した瓦礫の前に立つ岡田氏の写真である。

岡田 これはパキスタン大地震の被災地の写真です。つぶさに現場を見て回ることが私のポリシーですが、救援活動に参加した若者たちはみんな、やる気で輝いていました。お金には見合わない、危険の多い労働ですが、情熱的に打ち込む姿勢が、いい仕事をする要だと痛感しましたね。

鍋田  まったく同感です。『グッジョブ!』では、さまざまな業界の第一線で活躍される成功者の実態を取材してきましたが、儲かること=グッジョブではないこと。 自分自身にとって究極のグッジョブにハマった人が、結果的に成功していると感じさせられましたね。ところで、岡田さんの仕事観とはなんでしょう?

岡田 う~ん……、結婚みたいなものでしょうね。一生の伴侶と定めて決意する。そして己の道を決めたら、浮気しないで貫き通す(笑)。

鍋田 でも、東大から当時の通産省に入られて、そこを辞めて、政治家になったのは浮気では?(笑)

岡田  通産省の現場で、さまざまな政治家をつぶさに見てきて、「このままじゃ、日本が潰れる」と感じたんです。「自分が日本を変えなければ」という使命感がわい てきて、政治家になると決めました。これが私の結婚でした。自民党とは離婚したけど、「政権を取って、日本を変えたい」という志に従った結果です。

鍋田 私の場合はバツイチですね(笑)。東大を卒業して、バブル真っ盛りのときに銀行員になった。己の道を定めたはずが、3年で辞めて、ライターの道へと進みましたから。

岡田 3年目の浮気?(笑)

鍋田 そうですね。で、銀行を辞めてから1年間、南米を放浪してました。その紀行文を出版社に持ち込んで、ライターになりました。

岡田 離婚しなかったら、大きな世界が広がっていたかもしれませんよ。

鍋田 でも、どうしても銀行業には、ガマンできませんでした。どう考えても自分の性に合っていなかった。性格の不一致で即離婚です。

岡田  まさに成田離婚ですね。今の若い人は、仕事の成田離婚が多いと思う。ちょっと嫌なことがあると、すぐ辞めちゃう。結婚さえも決めかねているのがニートとも いえる。私が通産省に入省したときは、不平を言わずに何でもやった。国会答弁のコピーを、朝一番に大臣の自宅に届ける仕事を1年間続けました。ホチキスの 留め方に、『なっとらん』と叱られたこともあった。

鍋田 ホチキスの留め方で!?

岡田 政治活動を始めてからは、犬に噛まれたこともありましたよ。小沢一郎さんに「選挙活動として3万軒を個別訪問しなさい」と言われ、1日200軒を300日続けていたとき、玄関先でガブリ! それでも「可愛いワンちゃんですね」と、にこやかに挨拶しましたよ。

鍋田 たとえ噛まれても、有権者のお犬様を蹴飛ばせませんよね。

岡田  多少辛いことがあっても、軽率に辞めるべきじゃない。私は通産省で先輩から『コピーは必ず自分の分も取っておけ』と言われました。つまり、「ちゃっかり読 んで勉強しなさい」ということ。望んだ仕事でも辛い下積みはある。でも、大いに学ぶチャンスでもある。苦しい中で覚えたことは決して忘れませんし。

鍋田  銀行を辞めた自分には耳が痛いお話ですが、ライターの仕事との再婚では、同じことを感じましたね。東大卒も元銀行員も、まったく通用しない世界で、自分を アピールするのに必死でした。カタログページの膨大なキャプションをまとめるという、気が遠くなるような仕事もやりましたし、何を訊いても無反応なタレン トさんの取材も辛かった。丹念に書いた原稿を「小学生の作文にギャラは払えない」と編集者に酷評され、ゴミ箱に捨てられたこともあった。それでも書くこと ならどんな仕事でも、ハイエナのように貪欲でしたね。窮地で悶絶する自分をも愛することができる仕事だったんですね。

岡田 この場で学生さんに忠告したいのは「見栄や世間体で就職先を選ぶことはナンセンスだ」ということ。志に近づけそうな現場に身を置き、ひたすらがんばる。青い鳥は待っていては来ないし、結局はそれを求める積極的なプロセスの中でしか、グッジョブに出会えないと思います。

鍋田  いつかいい仕事に出会うまで、自分のやりたい方向とは関係のない仕事に甘んじる人もいますよね。でも、グッジョブの確率は下がる一方です。安定企業だから という理由だけで会社を選ぶのも同じ。私のいた銀行も含め、日債銀も長銀も山一證券も軒並み潰れたし、30年後のトヨタを、誰も予測できないですよね。

岡田 だから、仕事は自分で判断し、自分で決める。その決心を貫き通せば悔いはないし、その決意がチャンスを広げ、グッジョブへの確率を高めてくれるはずです。

対談後、学生たちの質問が制限時間いっぱいまで続いた。グッジョブ魂が彼らに響いたのは間違いない。




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