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2010.05.06|TALK-ABOUT [ブログ]

アフリカ訪問(1)―非常に重要なパートナーとなり得る南ア


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連休はいかがお過ごしだったでしょうか。私は、昨日アフリカから帰ってきました。

今回は少し長旅でしたが(5泊8日、2泊機中)、今日は、最初に行った南アフリカの話をしたいと思います。

南アフリカは、アパルトヘイトの時代を経て、それを乗り越えて白人と黒人が和解をし、白人も黒人も入った平等な形での新しい国づくりが行われているところです。

そういう中で、私自身も南アフリカのいままで進んできた道、特に初代大統領のネルソン・マンデラさんの本や、最近で言うと「インビクタス」や「マンデラの名もなき看守」といった映画などを通じて、関心を持っていました。

ここでまず、私は、ヌコアナ・マシャバネ外務大臣と議論をしました。彼女も、マンデラ元大統領と同じようにANC(アフリカ民族会議)での活動家の時代が長かったのですが、その後政治家になり、外務大臣に抜擢された女性です。

様々な議論をしました。そもそも、南アフリカは新興国の1つであって、特にアフリカの中で期待されています。ブラジルやインドと一緒になって、国際社会の中でも大きな発言権を持つ国です。

日本とも様々な共通項があります。私が議論したのは、国連の安保理改革における常任理事国に関してですが、アフリカで1つ選ぶとすれば、南アフリカは有力な候補です。

アフリカ自身は、常任理事国は2つ、非常任理事国も2つといった、アフリカとしての統一した声を持っていますが、その中でも、特に有力視されているのは南アフリカです。そういうことで、これから日本が常任理事国入りを目指すにあたって、非常に重要なパートナーになり得ると思います。

この常任理事国や安保理改革の話に加えて、地球温暖化・気候変動の問題も議論しました。今年はメキシコでCOP16(気候変動枠組条約第16回締約国会議)が行われますが、来年のCOP17は南アフリカです。ですから、今年大きな決着がつかない場合には、次の開催国として非常に重要な存在で、気候変動については、日本とかなり共通点を持っていると思います。そういった問題について、かなり突っ込んだ議論をしました。

あわせて、南アフリカには原子力発電所を作るという話があります。このことについて、日本の企業も候補として手を挙げていますので、そういった原発の導入の問題、あるいは、これは日本が南アメリカで非常に成功したのですが、デジタルテレビの日本方式――南アフリカでは、それが日伯(ブラジル)共同の方式となっていますが――をアフリカにも導入することができないか、といったところについても意見交換をしたところです。

マシャバネ外相は、非常にはっきりと物を論じられる方で、話をしていて非常に楽しかったです。そして、突っ込んだやり取りができたと思っています。

そのあと、ジェイコブ・ズマ大統領と会うという話がありました。しかし、いま南アフリカは、周辺のいろいろな国の和解に力を入れており、この日はたまたま、マダガスカルの政治的混乱を修復するための仲介活動を、ズマ大統領やマシャバネ外相がやっており、なかなかズマ大統領と会うことは厳しかったです。

しかし、最終的に、大統領専用機で飛び立つ前に少し時間が取れるということでしたので、そこにお邪魔をして、10分程度と短い時間でしたが、専用機の中でズマ大統領と話をすることができました。

内容的には、マシャバネ外相との内容を要約してお話ししましたが、いずれにしても、この南アフリカという国は、アフリカ全体に対する影響力から見ても、世界の新興国の1つとして見ても、非常に重要な存在であるということを改めて感じました。

最後に、南アフリカを出る前の朝食会で、青年海外協力隊の皆さんと意見交換をすることができ、とても意味のあることでした。終わるときに隊員の方の1人が、私に南アフリカ製のカエルの置物をプレゼントしてくれました。

ご存じの方も多いかと思いますが、私は海外に行ったときにカエルの置物を買うことを1つの趣味にしています。南アフリカでは、自分の泊まっていたホテルにカエルは売っていませんでしたので、残念だなと思っていたところ、非常に良いカエルを協力隊の方にいただいたものですから、思わず手が出て、いただいてしまいました。

大変申し訳なかったと思いますし、私自身の信条からすると、本来もらってはいけなかったと思いますが、素晴らしいカエルだったということを申し上げておきたいと思います。

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