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2008.09.05|TALK-ABOUT [ブログ]

映画『この自由な世界で』――明るい英国に潜む暗い影


最近観た映画の話を少ししたいと思います。

最近ケン・ローチ監督の『この自由な世界で』という映画を観ました。ケ ン・ローチ監督が作られた『麦の穂をゆらす風』については、以前この場 でもお話をしたことがあります。

そのときの印象が強烈だったものですから、同じ監督の作品ということで、渋谷の小さな映画館に妻と2人で観に行ってきました。


この作品は、移民労働者を扱ったものです。つまり、ポーランドその他の国々から人を連れてきて、イギリス、特にロンドンで働いてもらう。その中に中間搾取あり、あるいは嘘ありと、悲惨なポーランド人たちの生活が出てきます。

主人公は女性ですが、彼女はシングルマザーで非常に厳しい生活環境にある。そして、生きるためにそういった移民相手のビジネスに手を染めていき、やがて違法な就労まで行ってしまう――。こういう映画です。

非常に興味深かったのは、ロンドンといえば、非常に明るい面では世界の金融センターとして大変発展しているという印象ですが、一方でこういった底辺での移民の問題があるのだなということを改めて感じさせられました。

日本にも同じように、日系人の皆さんや、あるいはベトナムや中国から研修生という形で働きに来ている人たちがいます。

すべてが悪いわけではありません。夢を持ってしっかりと、例えば研修生であれば、3年の間に300万円とか400万円といったお金を貯めて帰る。帰って家を建てる、あるいは子どもたちを学校にやる。そういう話を私も直接聞いたことがあります。

しかし他方で、慣れないところでひどい目に遭っている人たちがいることも事実です。どこの国にも同じような問題があるのだなということを改めて感じさせられ、イギリスは最近高い経済成長を遂げ、非常に明るい話題が多いわけですが、一方でこういった問題もあるということを改めて認識させられました。

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