ある青年の話
私たち秘書が先の県議会議員選挙において県内各候補者の応援に入っていたことは、以前の秘書日記の通りでありますが、その中での印象的だったことを一つ書きます。
私は四日市選挙区の「とある候補者」に応援に入っていましたが、選挙戦中盤のある個人演説会会場でのことです。候補者の運転手をしてくれていたN君が真剣 な顔つきで私の所にやって来て、(前の会場からの)候補者の到着が遅くなったことについて謝って来ました。その日は時間がおしており私のいた第三会場に も、到着が遅れるとの連絡を本部からも受けていましたので、運転が原因で遅れているのではないから仕方ないという旨のことを私は彼に言ったと思います。で も彼はさらに真剣に運転手として遅れたことを謝るとともに、涙を流すぐらいの勢いで「応援の弁士の人も、議員だったらもう少し時間を守って欲しい」と必死 に訴えかけてきました。
彼はプロの運転手ではなく、候補者の友人として自分の仕事を抱えながら、選挙期間中はボランティアで主に演説会から演説会へ候補者の移動という大役を勤め てくれました。そして最終会場では疲れているにもかかわらず、毎回オレンジ色のジャンバーを着て、他のスタッフ同様、お腹の底からの大きな、そして心のこ もった声で「ありがとうございました」「よろしくお願いします」と来場者を見送っていました。スタッフ全員のこのような真摯な姿に私も深く深く感動すると ともに、あらためて「大切なこと」を勉強させていただきました。
選挙結果は最後までドキドキするものになりましたが、 その「とある候補者」はスタッフ全員の努力の甲斐あってなんとか当選させていただくことが出来ました。きっとこれからも、選挙では今回のように厳しい激戦 は続くこととは思いますが、N君はじめあの素晴らしいスタッフが、あの真剣な思いを持ち続けてくれたなら、必ず今回同様最高の選挙を戦えると信じていま す。
ちなみに文中にある時間を守らなかった弁士は、岡田代議士ではなかったことを、岡田かつや秘書として最後に申し添えておきます。
県議会選挙三重5区への応援
三重県の南の端5区へ、北の端から県議選の応援に行く岡田代議士に同行しました。
あまり、他候補の応援に同行した事の無い私にとっては興味津々でしたが、厳しい選挙を戦っている候補の応援ですから緊張もあり、ミスが無いか・・心配しながらの同行でした。
20 分の街頭演説の為に、3時間の車移動。到着と同時に車から飛び出し、候補者の元へ、候補者の演説が終わると岡田代議士の出番。 まずビックリするのが、声 の大きさ!候補者の演説の時にはマイクのボリュームを上げなければ・・と感じていたのが、代議士の演説ではボリュームを下げなければと思う程です。
私 の渡した少しばかりの資料と自分で調べた候補者の政策を、必死の形相で訴えかける!最初、にこやかな顔をしていた候補者の顔つきが変わり、順々にスタッ フ、集まった人達の顔にも緊張が走る。演説が終わると、恥ずかしそうな候補者を引き連れ聴衆の元に駆け込みお願いします!と握手。たった20分の応援、し かしその後の選挙を左右する大きな応援の様な気がしました。
最終日、雨の中の街頭演説、船での離島まわり、等々終われば夜中の帰路、車の中で岡田代議士が『おいしい干物を買いたかったね』とぽつり・・・ 事務所の人達から干物を買って来いと言われた言葉は覚えていましたが、翌日、営業中の干物屋さんを横目に買わずに帰りました。